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ローマからナポリポンペイへ

今日は、TUTAYAで『ローマの休日』を借りてきて家族で見ました。
一番初めのシーンはサン・ピエトロ大聖堂、オードリとグレゴリーペックが出会う場面はコロッセオの近く。
それから、女王アンが一人でローマを自由に歩き回るシーンはトレビの泉とスペイン階段から。
もう、私たち家族4人「あー、知ってるここ!!」と大騒ぎでした。
実際に歩いたところは今でも変らず本当に嬉しい。

そうそう、『ローマの休日』の内容も素晴らしい。
細かいところまで、ストーリが上手く出来ている。
ウィットに富んだ会話もしゃれていて楽しい。
未だに、全く古さを感じさせない。
最後はちょっと切ないラブストーリでありながら、なんだか心地よい充実感がある。
本当に素晴らしい映画は永遠に感動を伝えてくれるのですね。

ところで、今回はローマを少し離れたナポリ・ポンペイについてです。
朝早くから、バスに乗ってナポリ・ポンペイを目指します。
朝食前だったので、簡単なお弁当(パンとリンゴとチーズとマンゴジュースなど)を用意してもらっての出発です。

イタリアへ着いてから、ラッキーなことに晴天続きだったのですが、今日になって何だか雲行きが怪しい。
折りたたみ傘をもって、出かけることにしました。

太陽の道を通ってどんどん南へ下ります。
左手に、アルプスが見えます。
雪が積もっていてとっても綺麗です。
ナポリまで、約3時間半です。

アルプス

歴史の教科書に載っていたアッピア旧街道が見えてきました。
「すべての道はローマに通じる」といわれたアッピア旧街道です。

アッピア街道

ナポリまでの道沿いにたくさんの家がありました。
その家の全てが石造りなのです。
しかも、建て方が本当に簡単!!
細く簡単な柱が本の数本そして、その間にレンガを並べてハイ出来上がり。

日本では考えられないことです。
建築基準法を全く無視した造りです。
でも、大丈夫なのです。
イタリアは地震のない国なのです。
ベランダにだって、植木鉢を置いています。
日本なら、地震が来たら大怪我の元、絶対出来ないですよね。


地震がない上に、湿気もないのでカビも生えることがない。
それで、石の家が何千年も昔の姿をとどめていることが出来るのです。

日本は地震が多く、火事にもなるかもしれません。
だから、木の家は崩れたり燃えたりしてしまいます。
だけど、大理石や石がそんなにたくさんあるわけでもないし、湿気があるので、やっぱり木の家が適しているのです。

しかし、イタリアでは反対に木の家を作ることは難しいのです。
イタリアの土地では木はそんなに育たない。
だから、石や大理石が簡単に手に入る割には、木や紙は高価なものだということが出来るのでしょう。

イタリアでは水はお金を出して購入しなければいけないのです。
トイレも使わせてもらえばお金を払うのが当たり前です。
紙はとっても貴重品。
それから、もう一つ日本は安全は当たり前と思っていますが、イタリアはそうではないのです。
ジプシーは当たり前のように、他人の財布に手を伸ばす。
(このことは、ポンペイのあと詳しく書かせていただきたいと思います。)

それらは、日本人にとっては慣れるまで抵抗のあることなのかも知れないことですね。
その国々の習慣はその国々に適したものなのでしょう。
日本に住んでいて、当たり前のことが実は違う国では当たり前ではないということはとても興味深いものでした。


3時間ほどで、ナポリに着きました。
ナポリというのは、ネオポリスからきているのだそうです。
海のそばの美しい港町です。
世界三大きい美港といわれていますが、今日は雨のため残念ながら海が青くありません。
ん~、本当に残念です。

ナポリ

さて、次回はポンペイです。
実は私は今回の旅行でローマの次に楽しみにしていたのはポンペイなのです。
ポンペイのことになるとちょっと熱くなりすぎるかも…。
一度深呼吸して、ポンペイに進みたいと思います。
今日も読んでくださってありがとうございました。



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